きんむぎちゃんの渡米日記

ミニウサギのきんむぎちゃんの渡米日記

検疫と健康診断🐰

検疫の申請

うさぎさんの検疫の予約は基本的に出国予定日の2日前、申込みはその7日前までに行います。

例:出国が1月15日なら6日までに申し込みをして13日に預けるという感じです。

日本からのうさぎさんの出国条件は

日本を出国するためには動物検疫所において、1日間(実質2泊3日)の係留検査を受けて、家畜の伝染性疾病の病原体をひろげるおそれのないことを確認されなければなりません。         農林水産省HPより

 ということでワクチンの接種や健康証明書等の提出は必要ありません。

ですが入国側で必要な場合があるので、必ず各国の大使館等に確認しましょう。

ちなみにアメリカでは健康であれば入国可とのことだったのですが、動物病院の先生に必要書類を確認するよう言われていたので大使館に電話して確認しました。

  • アイダホ州ではワクチンの接種義務はなし
  • 飼育地の住所がわかるものが必要(住所は輸出検疫証明書に記載されるので新たに診断書等の取得はいらない)

 とのことでワンちゃんやネコちゃんに比べたら検疫前にやることは少なくてすみそうです。

 

しかし、おかーちゃんはここで一つ大事なことを忘れていたのです。

きんちゃんがアメリカに着いて輸出検疫証明書を提出するのはアイダホ州ではなく、シアトル・タコマ空港のあるワシントン州であることを… 

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🐰:おかーちゃんそれってヤバない?

申請書を書く

輸出検疫申請書は農林水産省のHPからダウンロードできます。犬猫用と小動物用でフォーマットが違うので注意が必要です。

記入箇所は少ないのですが、記入見本がないのでわからない所は検疫所に電話で聞いて書きました。

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きんちゃんの申請書を再現

こんな感じで記入したものを担当の検疫所にメールかFAXで送信します。

おかーちゃんは初めメールで申し込みをしたのですが、画像添付に失敗したので申請書だけ後でFAXで送りました。

何日か後に検疫所から予約確定の連絡とメールアドレスの確認の電話がありました。

羽田空港の検疫所は係留期間中のペットのお世話は委託業者が行っていて飼養管理届出書と業者への委託申込書の提出が必要で各フォーマットをメールで送ってくれるとのことでした。

 

委託業者は羽田空港ペットホテルさんで3日間の輸送やごはん等のお世話をしてくれます。費用は3日間の費用は9,000円でした。

 

動物病院にて

検疫に連れて行くまでの間に健康診断へ。実家の近くにある動物病院で、うさぎさんもしっかり診てもらえます。

いつも診て頂いてる先生にワクチン接種や診断書は不要と伝えると、本当に?!とかなり驚かれました。

うさぎさんのアメリカへの入国は以前はもっと厳しかったようです。

現在がたまたま緩いだけでもしかしたら今後再び厳しくなることもあるかもしれませんね。

 

 続いて健康診断へ。

きんちゃんは2歳くらいからかかとがハゲ気味で悪化はしていないもののもなかなか戻らず、特に右足のおハゲが大きいので相談をしました。

おハゲに関してはソアホックという程ではないとのこと。

右足の方が大きいのは利き足で曲がる時などの体重が掛かるからだそうです。

確かにお昼寝でゴロンする時はいつも右側に倒れて寝ぐせつけてるからなぁと納得。

 

それ以外の健康はお墨付きをいただき、足用の軟膏と念の為3週間分の胃腸薬等を処方してもらい健康診断は終了です。

 きんちゃんは先生のことが好きなのでしっかりいっていきますのご挨拶をしました。

帰国したらまた会いに行こうね。

 

次はいよいよ検疫当日〜出国です!

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🐰:ワシは右利きなんやで〜

 

渡航日を決めるまで🐰

好きな日にちでOK

航空券は代行会社にこちらの希望日を伝えて手配してもらう形でとても楽でした。

ただ「うさぎを持ち込んでの渡航はできない」と言われたのが引っかかりました。

 

それって機内に手荷物として持ち込むことができないということ?

それともうさぎさんの輸送自体ができないということ?

もし輸送自体ができなかったらどうしよう!

そういえば前に航空会社のペット輸送について調べたのはコロナ禍以前のことでした。

というわけで改めてアイダホに発着する航空会社のHPを調べてみました。

 

コロナの影響がここにも

とあるアメリカの航空会社Uは減便による荷物輸送量確保の為ペット輸送の引受を停止。

とある別のアメリカの航空会社Dはコロナに関係なくうさぎさんの輸送自体を現在は行っていない。とのことでした。

どちらも国内線・国際線問わずうさぎさんは搭乗不可でした。

 

なんということでしょう!

念の為どちらの航空会社にも電話で確認してみましたが、答えは変わらずどちらもNOでした。

日本からアイダホへの直行便は無く、これらの航空会社への乗り継ぎが必須なので、これではどうしようもありません。

 

 不幸中の幸いでANAは2020年11月時点でもうさぎの輸送を行っていたので、シアトルかサンフランシスコへは行くことができそうです。(*JALもうさぎの輸送可でした)

こうなったら最後の手段、経由地の空港までおとーちゃんに車で迎えに来てもらうしかない!という流れになりました。

とはいえ一番近いシアトルの空港でもgoogleマップ調べで片道7時間はかかるので、最初おとーちゃんは難色を示していました。

しかし話し合いをしていた時点ではシアトル経由の路線が就航延期になっていてサンフランシスコ経由一択。

サンフランシスコへはなんと片道10時間もかかるそうです。目が点です…

 

さすがに10時間のフライト+10時間の車移動をきんちゃんに強いるのは可哀想だし、おとーちゃんも知らない道を長時間一人で、さらに道路が凍結する可能性もある寒さで心配だし。

(*何日かして二人ともサンフランシスコでもどこでも行ってやろうじゃないの!とやけくそになりました)

 

というわけで航空券の予約はギリギリまで待つことになりました。

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🐰:ワシが飛行機に乗れないのは困っちゃうやで!

 朗報?

航空会社の国際線就航予定をこまめに確認するようになって数週間、12月1日以降の予定が更新されました。

なんと、なんと、、、

 

ANAの羽田-シアトル間の渡航スケジュールが載っているではありませんか!

 

これ幸いとばかりにおとーちゃんに連絡をし、渡航日を決めました。

おとーちゃんには代行会社に希望日とANAはペットの輸送OKである旨を伝えてもらいました。

 

航空券が届くまでに検疫の申し込みや健康診断など済ませておかなきゃならないので、きんちゃんも忙しくなりそうです。

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🐰:もうここでお昼寝できないんかのう?

 

トレーニング開始🐰

きんちゃんの渡米準備

きんちゃんは普段は基本放し飼いで、寝る時とお留守番の時だけケージをサークルで囲っています。
9月になったあたりから飛行機で狭いケージで長時間移動するのを想定して夜はケージのドアを閉めて過ごしてもらうことから始めました。

最初は「なんでドア閉めるん?」という顔をしてケージを噛んだりしていましたが、1週間もすると寝る時間になると自分からケージに入って待ってるという日もしばしばありました。

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解せないきんちゃん

ケージで寝るのに慣れたら

次は昼間にハードキャリーで過ごす練習です。
キャリーはもともと小さい頃に使っていたものだったのですぐに慣れてくれたようです。
3時間程入ってもらって大丈夫そうだなと思ったので、キャリーのトレーニングは2回くらいしかやりませんでした。

体力づくり

実家に来てからきんちゃんの運動不足が少し気になるように…(笑)
涼しい季節になってからは家のそばの公園で体力づくり(ダイエット)に励むようになりました。
もともと住んでいた所の公園では一切はしゃいだり走ったりしなかったきんちゃんでしたが、公園のグランドが気に入ったのかとても楽しそうに走り始めてびっくりしました。
毎回満足するまで遊んだら座り込んで「疲れたー!もう帰ろうやで〜」といった感じで見上げてくるのがとっても可愛かったです😊

そんなこんなで楽しく体力づくりをしていると、きんちゃんのボディはあっという間に引き締まっていきました。うらやましい!

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🐰:走るの楽しいやで!!

ビザ面接は突然に②

2020年11月中旬

おとーちゃんが旅立ってから5ヶ月ほど、ついにおかーちゃんのビザ面接が決まりました。
その前に一度面接の予約が入ったのですがその時はキャンセルになってしまいました。
(コロナ禍では大使館側から面接がキャンセルされることは時々あったそうです)

ビザ面接とは言いますが本人確認の意味合いが大きく、いくつかの質問に答えるだけでした。

  • ご主人の名前は?
  • 子供はいる?
  • 何年くらいいる予定?

質問は全て日本語でした。日本語か英語かは面接官の方にもよるので、聞かれそうな内容は英語でも答えられるようにしておくとよさそうです。
ちなみに行き先はアイダホ州ですと言ったら面接官の方に爆笑されました。
おとーちゃんの時も「あんな田舎に何しに行くの?!」と笑われたそうです(笑)

面接から

2週間ほどでビザが届きあとは出国するだけ!
と言いたいところでしたが半年近い仮住まい生活ですっかり荷物が増えてしまったので、まずは手荷物で持ちきれない荷物を発送することから始めました。
今回は個人で申し込んだので、パッキングリストは自分で書かなければいけなかったのが少し面倒でした。
当初は日本郵便のEMSを利用して全てまとめて発送しようと思っていたのですがここでもコロナの影響が…
2020年11月時点でアメリカへの書類以外のEMS・SAL扱いを含む航空便の引受停止。
ということで航空便と船便とで利用する会社を分けることにしました。

☆荷物の大きさと料金は大体こんな感じ☆

航空便

日本通運 38cm×27cm×29cm 1箱 約10kg 料金32,000円くらい
発送から到着まで2週間程度→10日ほどで届きました

船便

日本郵便 45cm× 35cm× 30cm 約6kg 料金7,500円くらい
発送から到着まで1〜2ヶ月程度→2021年1月現在まだ届いていません

人間の準備はざっとこんな感じで、次からはいよいよきんちゃんの渡米準備が始まります!

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今回はきんちゃんはお休み🐰zzz

ビザ面接は突然に

2020年5月末

緊急事態宣言も解除か?という頃、おとーちゃんのビザ緊急面接(*アメリ大統領令で通常のビザ面接は不可)が決まったと連絡が来て、いろいろな事が一気に動き始めました。

面接からおとーちゃんの渡航まで3週間しかありませんでした。

ほんとうはおかーちゃんもビザ面接を受けることができたのですが、いろいろあってなぜか申し込まれていませんでした(笑)

これが後々尾を引くことに…

 

面接から1週間くらいして

荷物は業者さんが全部梱包してくれるとのことでラッキー!と思っていましたが

  • アメリカに船便・航空便で持っていくもの
  • 日本に置いていくもの
  • 廃棄するもの

という感じで収納から出して仕分けるとかなりの量になってしまいました。

準備が進むほど部屋が狭くなって危ないので、きんちゃんは一足先に私の実家に行ってもらうことしました。

f:id:yopping_piece:20210123110006j:image実家に向かう途中のきんちゃん。緊張の面持ち🐰@新幹線

 

実家ではとてもお利口ちゃんに過ごしていたようでおとーちゃんおかーちゃんも一安心。上の写真とは表情が全然ちがいますね!

ほっとしたのも束の間、おとーちゃんの渡航の日がやってきてしまいました。

f:id:yopping_piece:20210123110813j:image🐰:あれ?おとーちゃん久しぶりに会ったばったりやで???

そんなこんなで

おとーちゃんはアメリカへと旅立っていきましたとさ。

アメリカ赴任の内定

2019年10月

ある日おとーちゃんからアメリカ赴任の話を聞きました。

私はちょうど仕事を辞めたばかりだったので時間に余裕のあるうちに車の免許を取りに行きました。

f:id:yopping_piece:20210122110957j:image🐰:ワシ、アメリカに行くんかのう??

 

引越し準備に関しては

  • 4〜5月におとーちゃんが1人で先に渡米
  • 私ときんちゃんは2ヶ月ほど後に現地へ

という感じだったので年明けからのんびりと準備を始めることにしました。

 

2020年になって

新型コロナウイルスの一報から緊急事態宣言…

海外赴任どころではなく、きんむぎ一家の渡米も延期。きんちゃんを見習ってみんなでステイホームの日々でした。

 

こうして渡米への準備はだんだんと忘れ去られていくのでした…

f:id:yopping_piece:20210122111045j:image🐰:おうちがいちばんやで!!

🐰うさぎと渡米🐰

うさぎのきんむぎ飼い主の夫婦、2人と1匹の渡米日記です。

 

〜まずは簡単に自己紹介〜

きんむぎ・・・6歳のミニウサギの男の子。あだ名はきんちゃん

飼い主・・・・おかーちゃん。主婦

飼い主の夫・・・・おとーちゃん。会社員

 

2020年12月

アメリカのアイダホ州にきんちゃんとおかーちゃんがやってきました。先に現地に来ていたおとーちゃんとは半年ぶりの再会です。

コロナの影響でいろいろと滞った海外赴任の道のり、うさぎさんを連れての渡米について、アメリカでの生活を日記にしていこうと思っています。